2010年9月12日日曜日

エンディングノートなるものがあるらしい。

「エンディングノート」なるものが、先日KOKUYOから発売されたらしい。

そもそもエンディングノートってなんなんだって話なんだけど、見たところカジュアルな遺言書といったもののようだ。だから「エンディング」なのね、と勝手に納得する。

そもそも、なぜこういった商品が発売されるようになったんだろう。ノートのデザインは意外とカラフルで可愛らしい感じだ。高齢者だけを狙った商品といった感じの体ではなさそう。みんな、自分が死ぬこと、そしてそのあとのことなんて実はうっすら考えていたりするのだろうか。

エンディングノートには連絡先や残された人たちへのメッセージのほか、クレジットカードの情報やウェブサイトのログイン情報なんかも書き込んでおけるらしい。最近はブログやTwitter、あるいは写真共有サイトなんかに自分のバイオグラフィーを残すことは当たり前になっている。そう考えると、これは必須の項目と今や言えるのかもしれない。また、CDを入れるケースもついてくるため、ビデオメッセージまで残せるといった気の効きようだ。

不思議なのが、この商品にまとう明るい雰囲気だ。「もしもの時のために、遺言でも残しておかない?」といった感じのメッセージが聞こえてきそうだ。あれ、僕たちっていつの間にこんなに死をカジュアルに捉えられるようになったんだろう。そんな違和感もある。でも、死に対して向かい合うことができるようになったという証しなのかもしれない。

ちなみに「エンディングノート」のお値段は1400円ほどになる。ノートの癖に結構高い......が、100円のノートに人生最後のメッセージを託すのも心もとないか。ああ、でもこんなノートが残ってたら......辛いけど笑いながら最後を見送れるかもしれないなあ。少なくとも、僕は嬉しい。

今度文具やさんにいったときに見てみよう。何を書けばいいかなんてまだ全然わからないけどね。あなたならどんなメッセージを書きますか?

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